|
去る6月7日、名古屋の東別院会館にて、第30回円形脱毛症を考える会の
セミナーが開催されました。
今回は、新聞に掲載された記事をご覧になって参加してくださった方も数多くいらっしゃいました。関東・関西からも会員の方々が駆けつけてくれたり、小学生、中学生の当事者の方が親御さんと一緒に参加もしてくれました。
お子様が脱毛症になって、何か情報を得られたらという思いで来られたお母様もいらっしゃいました。参加者は40名弱と、最近のセミナーとくらべてしまうと人数こそ少なめでしたが、充実した内容のとても良いセミナーになったと思います。
午前の部は浜松医科大学医学部附属病院の皮膚科講師・伊藤泰介先生をお招きし、『日本と欧米における円形脱毛症の治療の動向と治療ガイドラインの作成に向けて』といったタイトルでの講演をしていただきました。最初タイトルを見て、堅苦しい・難しい話しになってしまうのではないかとドキドキしていたのですが、この病気が起きるメカニズムからはじまり、ガイドラインが作成されている米・英国での治療方法とその有効性、現在日本で行われている治療との比較などについて、スライドを交えとても
わかりやすくご説明頂きました。日本での治療の数々
臨床での実証がまだなく、やっとこれから正しい
円形脱毛症のガイドラインを作っていく段階だ
ということでした。
医療については決して後進国ではないと思っていた
のに、円形脱毛症の治療・研究においてはとても
遅れていたんですね。
でも、これからに大きな期待も膨らみました。
午後の部は、TGSのスタッフの方々による
ウィッグのスタイリングアドバイスや、ウィッグの試着ブースの開催と平行して、オリエンテーションを行いました。
今回は人数もあまり多くなかったので、まずは全員での自己紹介。
丸く円になって座り、事前にお渡ししておいた自己紹介カードを元にお話頂きました。自己紹介カードの内容、お名前・出身地の後に、最後の晩餐で食べたい物・猫派か犬派か。なんだ?この質問(笑)とみなさん思ったでしょう。
フフフ(^o^)、それが狙いでもあったんです。誰にでも答えやすい、緊張をほぐれさせるような質問でウォーミングアップ。そして、病気で辛かった事・良かった事をお一人ずつうかがっていきました。辛かった事のほうがクローズアップされてしまうかなと、少し心配していたのですが、明るい前向きな良かった事が沢山出てきて、私もすごく元気をもらいました。全国各地の同じ病気の仲間と出会えて友達が沢山増えた事や、人より少し優しい人間になれたと思うなど、そうだな、そうだよなぁ〜と何度も頷きながら聞いていました。
全員のお顔がなんとなくわかったところで、グループを3つに分けて今度は自由なディスカッションに入りました。最初はランダムに男女混合で、次は男性・女性・親御さんのグループに分かれて。どのグループもどなたかの質問に対して、意見やアドバイス・自分の経験などをざっくばらんにお話して頂いていた様で、大いに語り合いました。女性の輪では、出産や入院の時どうしたかという話で大変盛り上がりました。
10時から夕方4時、長いかなぁと思っていましたが、終わってみればあっという間。それも充実した時間だったからとても短く感じたんでしょうね。
初めてこうゆう場に来られたという方からは、来てよかったという声をたくさん聞く事ができました。いつも来てくださる方々からも、また元気に再会できて楽しかったよと言われ、胸がぐっと熱くなりました。
今回でこのセミナーも30回目を迎える事が出来ました。今後も円脱の仲間・そしてそれを支える方々の「癒し」と「憩い」の場になるよう、回を重ねていけたらいいなぁと思います。 |