|
去る11月18日(土)赤坂の日本財団大会議室におきまして、参加人数80名という久しぶりの沢山の参加者に皆さんを迎えてのセミナーを行ないました。このひどりがもの会のセミナーも回数を重ねること27回になり、今までに参加いただいた方を数えれば、いったい何名くらいの方になるのだろうと考えてしまいました。
今回は、脱毛の権威の東京医大病院・皮膚科教授“坪井良治先生”ということ、会場が交通の便も良く、最高の設備の日本財団会議室だったこともあり、会員さんはもちろん会員外の方もたくさんご参加をいただきました。
坪井先生からは、病気や治療についての詳しい説明などの講演の後、質疑応答にお答えいただきました。さらにお帰りの時間を惜しんで、個別の医療相談に当たっていただき、本当に充実した時間でした。
午後からは年頭に行なったアンケートの報告を元に、この病気であるが故に受けている様々な辛い思いを統計を追いながら再確認しました。大きく治療法が進んでいるわけではないこと・日常生活上の不便な思いや、他の人から受ける視線・言葉などによる不快感・マスコミにおける円形脱毛症の扱いが変わらないことで「笑われても仕方がない病気」という概念の横行など、みんなで考えていかなければならないこと〜いつの日か解決しなければならないことが提示されてきました。
かつら講座は、TGSのスタイリストが担当し、カツラであってもおしゃれができこと。前向きに「ファッション」として捕らえることで、病気だから何もできない・・・という気持ちから少しでも開放される楽しさを感じました。
後半のオリエンテーションは、在京のスタッフが中心となり、「想い」を引き出せるようゲーム形式で、参加された皆さんがリラックスした気持ちで各自の気持ちを述べていってもらいました。昼食の前に自己紹介を済ませていたので、グループごとに話を始めたときも、すんなり会話の流れができていました。
病気の当事者だけではなく、パートナーや親の立場などいろんな方が気持ちを述べてくださり、時には涙しながら話の輪が広がっていきました。終わることにはなんだか昔から知っている人ばっかり・・・というような気がするほどほんわかとした空気が流れていました。
この会の目標は二つあります。ひとつは「癒し」の場となること。もうひとつは「問題解決の場」となることです。
たくさんの人たちが集まることで「自分だけではないんだ」という気持ちを育てながら、みんなで「不便に思っていること」「不快に思っていること」を少しずつでもいいから解決していければなによりです。「ひとりではできないこと」を、この会を通じて「できること」に変えていければすばらしいことだと思います。会としても、より一層そのアイデンティティーを明確にしていかねばと思っています。
※ 最後になりましたが、日本財団よりセミナー会場の提供、助成をいただきました。厚くお礼申し上げます。
【スタッフ・事務局一同】

|