会員手記最新号 (32号)  2003/6/2UP
『 卒業 』  Linaちゃん
  

自分のために泣かなくなったのは、いつ頃からだろうか。
高校時代に円形脱毛症から汎発性脱毛症(全身脱毛症)に移行し、症状が変わらない
まま、今年で5年が経つ。現在19歳の学生。
  発病当初は、ただひたすら毎日抜け落ちていく髪と、鏡に映る惨めな自分の姿を
見ては、死ぬことばかり考えていた。

…(中略)…

あれから時が経って、冷静に思い返してみると、引きこもっていた時の私は自分が一
番可愛そうで、可愛そうな自分を哀れむために泣いていた。可愛そうだと思うこと
は、一番幸せだと思う事と同じ位気持ちよかったからかもしれない。
  自分を哀れんで、他人をうらやんで、本当にやらなければいけないことからひた
すら逃げていた。何をするにもカツラのせいで、ハゲているから出来ないと言い訳ば
かりしていた。辛い事ばかりに目を向けて、嬉しい事、楽しい事を認めたくなくて意
地になっていた。
  今は、違う。カツラで苦労する事、不便な事はあるけれど、カツラのせいにして
物事から逃げるのはやめた。自分のために泣く事も無い。
  今の自分に出来る事は、あの時の自分を助けてくれた人達のように、他の人の支
えになる事だと思っている。阿部さんのような自己犠牲は出来ないけれど、同じ苦し
みを感じている人の話を聞くことは出来る。他にもできる事があるのではないかと、
日々模索している。
  最後に私が今思うのは、生きる事は嬉しい事半分、辛い事半分で当たり前なので
はないか、ということ。
  辛いと言って、わあわあ泣くのは赤ん坊だって出来る。そこから卒業した、私の
これからの課題は、「嬉しい事を見つけて他人と共有すること。」そのようにはっき
り言える自分が、今ここに居る、それが今一番嬉しい。
(Linaちゃん)

 

はるかちゃん
  

○こんにちは。大阪在住の18歳です。受験も終わったので、3月8日にあった大阪
セミナーに参加してきました。久しぶりのセミナーだったので、知っている人よりも
初めて会う人の方が多くて、すごく新鮮でした。私はもう治療をやめているので、セ
ミナーに参加する目的は治療の話を聞くことよりも、新しい友達をつくることです。
同じ病気の人たちが何も気にせずに集まれる場所なので友達も作りやすいし、普段な
かなか会えない、会の人たちとも会えるすごくいい機会だと思います。それに、いろ
んな情報交換などもできて、アドバイスとかももらえるので、これからもどんどん参
加していこうと思っています。こういう集まりみたいなものに抵抗がある人がいるか
もしれないけど、脱毛症であるということはただのキッカケやと思って、新しい友達
を作ろーっていう気持ちでいっぱい参加してくれたらいいなと思っています★(後
略)……
(はるか ちゃん)