円形脱毛症について
    このページでは、円形脱毛症についての説明や、治療方法等を簡単に説明してあります。  

  円形脱毛症について 

 ●現  状
人間の毛周期と同一の毛周期を持つ動物が存在しないので、実験ができない為、原因と治療法が確定されていません。

年単位の時間を費やしても、完治するのかしないのかの見通しがつかないのが現状であり、本人や家族の精神的苦痛は、はかり知れません。

にもかかわらず、「生死に関わる病気ではない」と軽視されることも少なくなく、また、社会的にも病気としての認知や 理解がほとんどない為に、差別やイジメの標的とされています。

円形脱毛症という病気は、感染・伝染・生命危機の心配はありませんが、誰もが発症する可能性を秘めています。

●症 状
症状の分類
単発型・・・・頭髪が円形に2~3ヶ所単発的に抜ける症状。
多発型・・・・繰り返しやすく、頭髪が多発的に抜ける症状。
全頭脱毛症・・頭髪が全部抜ける症状。
悪性脱毛症・・頭髪が全部抜けて、まゆ毛・まつ毛・ひげも抜ける症状。
汎発性脱毛症・頭髪が全部抜けて、まゆ毛・まつ毛・ひげ・わき毛・陰毛・その他の全身の毛も抜ける症状。

●原 因
※人間の持つ毛周期と同一の毛周期を持つ動物が存在しないので、実験ができない為確定していない。

仮説
自律神経障害説・・・血管機能異常、精神身体学的因子。
内分泌障害説・・・・ホルモンの異常。
毛周期障害説・・・・病巣部の毛が一斉に休止期毛(細く、色調も薄くなった毛)となる考え。
感染アレルギー説・・アトピー性皮膚炎による(ダニによる)脱毛。
自己免疫説・・・・・毛母細胞に対する自己抗体の生産があるという考え。

●治療方法
単発性のもので、2~3ヶ所くらいの場合の治療法

1年以内に自然に治ることがほとんどなので、回復を多少早めるのに、副腎皮質ホルモンの外用やグリチルリチンの内服をします。

多発して長期化したり、全頭、全身型で何ヶ月も毛の再生がみられない場合の治療法

雪状炭酸圧抵療法(※1)や局所免疫療法(※2)を行います。


※1雪状炭酸圧抵療法とは 雪状のドライアイスを固めて、脱毛巣に1秒くらい軽くあてるものです。
・有効率は約70%といわれています。
・1~2週に一回行います。

注意: 1年くらい行っても効果 がない場合は、皮膚が傷んで跡になる恐れがあるので中止する必要があります。

※2局所免疫療法とは、人工的に、脱毛巣にかぶれの皮膚炎を起こさせるもので、現在、最も有効で安全な治療といわれています。

・人体に安全
・かぶれを起こしやすいSADBE(かなり高価な物質である)やDPCPという化学物質の溶液を、1~2週に一回、筆で脱毛巣に塗り、あまり痒くない弱い皮膚炎を起こさせます。

・有効率は90%以上で、他の治療で効果のない広範囲の脱毛の難治例でも50%以上の有効率があるといわれています。

注意:中止すると約半数は再び脱毛するため、何年も続けて行く必要があります。